卒乳のタイミング-母乳育児の全て






卒乳のタイミング


卒乳というのは、授乳の回数を減らしていって赤ちゃんが自然におっぱいを飲まなくなることを言います。

「断乳」という言葉もありますが、あまり使わなくなってきていますね。
(平成14年に母子手帳から「断乳」という言葉は削除されています)

さて、たまに、少し大きくなっても卒乳できていないお子さんがいますが、いつ頃が卒乳に適したタイミングなのでしょうか?



一般的な卒乳の時期は1歳前後


現在、一般的な卒乳の時期は1歳前後と言われています。

それは、1歳半を過ぎても哺乳瓶でミルクを与え続けていると、虫歯になる可能性が高くなるといった理由や、遅くまでミルクを飲んでいると精神的に自立できないなどの理由がある為です。

『あまり遅くまでミルクを飲ませていても恥ずかしい』といった意識が強いことも一因と言えるでしょう。

ただ、授乳はお母さんと赤ちゃんのスキンシップの時間でもありますから、一般的な卒乳の時期がきたからと言って突然授乳をやめる必要がないことも事実です。

また子供さんの方でも、『いつまでもおっぱいを飲んでいるのは恥ずかしいこと』こういう意識が芽生えてくることがあるんですね。

お母さん以外の外部の人たちから刺激を受ける(遊ぶ)と子供さんの意識も変わりますから、そういった機会をつくってあげるといいかもしれません。

また、お母さんにとっても突然卒乳をすると母乳育児をしてきた方の場合は、乳腺炎などのトラブルを起こしてしまうことがあります。

やめると決めたら計画的に卒乳を行い、お母さん自身のケアも始めましょう。




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